【SwiftUI】アプリ開発を始める前に知っておくと良い予備知識
iOSアプリケーション開発
はじめに
以下の内容は、これからアプリ開発を始めようとしている方や、始めたばかりの方々向けの記事です。
はじめまして、ブログ運営者のアマツバです。
私は2021年10月18日に発売されたM1 MacBook Proを購入しました。このパソコンは私にとってオーバースペックでしたが、なんとかその性能を活かしたいと考えました。以前からアプリ開発に興味があったため、これを機に挑戦してみることにしました。
2022年からアプリ開発を始め、2023年6月にようやく自分のアプリをリリースすることができました。振り返ると、アプリのリリースまでに1年半もかかりました。特に私の場合、プログラミングの経験が全くなかったため、学習と実践の両方で多くの時間と努力が必要でした。
この記事では、アプリ開発に必要な基本的な知識や用語について、わかりやすく説明します。これを読むことで、アプリ開発の大まかな流れや重要な概念をざっくり理解していただければと思います。
プログラミングとは?
プログラミングの基本
プログラムとは
プログラムとは,運動会で児童たちが次々と競技を繰り広げる様子や、音楽会で様々な演目が奏でられる様子になぞらえられるものです。具体的には、徒競走、玉入れ、リレーなどの競技が順番に進行する運動会のプログラム、あるいは、交響曲第一番、ピアノソナタ月光など、様々な曲が演奏される音楽会のプログラムのようなものです。
コンピュータ上で動作するすべてのソフトウェアは、このプログラムによって指示が与えられ、動作します。ウェブブラウザやゲームはもちろんのこと、オペレーティングシステムや表計算ソフトなど、目にするもの全てがプログラムによって動いています。
運動会や音楽会のプログラムでは、演目がリスト化され、順番に実行されますが、コンピュータのプログラムも同様に、特定の順序で実行される命令がリスト化されています。上から下へ、左から右へと命令が読み込まれ、処理されていくのです。場合によっては、条件に応じて特定の命令が実行されたり、同じ命令が繰り返し実行されたりする仕組みもあります。
プロブラミングとは
運動会や音楽会のプログラムのように、一連の行動を順番に記述することで、コンピュータに特定の仕事をさせる技術です。運動会や音楽会プログラムとの違いは、
運動会や音楽会プログラムは人間が実行しますが、プログラミングはコンピュータが実行し、プログラミング言語を用いて記述されます。
プログラミングを学習することで、論理的思考力、問題解決能力、創造性などのスキルを身につけ、就職・転職に有利になるだけでなく、日常生活や社会課題の解決にも役立てることができます。
プログラミング言語について
実行主体: 運動会・音楽会プログラムは人間が実行し、プログラミングはコンピュータが実行します。
表現方法: 運動会・音楽会プログラムは文章や図表を用いて表現し、プログラミングはプログラミング言語を用いて表現します。
つまりプログラミング言語は、コンピュータに指示を与えるための言葉です。人間同士が会話するように、プログラミング言語を使ってコンピュータに何をすべきかを指示することで、様々な処理を実行することができます。
種類と特徴
- Web開発: ウェブサイトやWebアプリケーションを作成するためのプログラミングです。HTML、CSS、JavaScriptなどの言語が主に使用されます。
- ゲーム開発: ゲームを作成するためのプログラミングです。C#、Java、Unityなどの言語が主に使用されます。
- モバイルアプリ開発: スマートフォンやタブレット端末用のアプリを作成するためのプログラミングです。Java、Kotlin、Swiftなどの言語が主に使用されます。
- データ分析: データを分析するためのプログラミングです。Python、R、SQLなどの言語が主に使用されます。
Swiftとは?
Swift言語とは:iOSアプリ開発に最適な言語
Swiftは、Apple社が開発したオープンソースのプログラミング言語です。iPhoneやiPad、MacなどのApple製品向けのアプリ開発に特化しており、近年、iOSアプリ開発における主流言語となりつつあります。
Swiftの特徴
- シンプルでわかりやすい構文: C言語やJavaなどの他のプログラミング言語と比べて、構文がシンプルでわかりやすく、初心者でも比較的簡単に学習することができます。
- 安全性の高い言語: メモリ管理や型システムなど、安全性を高める機能が標準で備わっており、バグやエラーが発生しにくい言語として知られています。
- 高速なパフォーマンス: 高速な実行速度を実現しており、パフォーマンスが重要なモバイルアプリ開発に適しています。
- 動的な言語: オブジェクト指向や関数型などのプログラミングパラダイムに対応しており、柔軟な開発が可能になっています。
- 豊富なライブラリ: Apple純正のライブラリやオープンソースのライブラリが豊富に用意されており、開発を効率化することができます。
- 将来性: Appleが積極的に開発を進めている言語であり、今後も進化し続けることが期待されています。
Swiftでできること
Swiftを使って、以下のような様々なアプリを開発することができます。
- ゲームアプリ: 3Dアクションゲーム、パズルゲーム、RPGなど
- ビジネスアプリ: 顧客管理アプリ、在庫管理アプリ、会計アプリなど
- ソーシャルアプリ: SNSアプリ、チャットアプリ、掲示板アプリなど
- 教育アプリ: 学習アプリ、参考書アプリ、シミュレーションアプリなど
- ユーティリティアプリ: ToDoリストアプリ、カレンダーアプリ、天気アプリなど
まとめ
Swiftは、シンプルでわかりやすく、安全性の高い言語であり、iOSアプリ開発に最適な言語です。Swiftを学ぶことで、論理的思考力や問題解決能力を養うことができます。
※ オブジェクト指向や関数型、ライブラリといった聞きなれない専門用語が出てきて、初めて触れる方にとっては難しく感じられるかもしれません。 このサイトでは、Swiftの基礎知識から、段階的にわかりやすく解説していく予定です。
開発方法とは?
Xcodeを使用する
Xcodeは、Appleが提供する統合開発環境(IDE)で、iOS、macOS、watchOS、tvOS向けのアプリを開発するためのツールです。Xcodeを使うことで、Swiftでアプリを作成し、シミュレーターや実機でテストすることができます。
つまり、Apple Storeにある無料ソフト、Xcodeを使用して、アプリ開発ができます。
以下では、Xcodeを使った開発方法についてざっくり説明します。詳細は環境構築で説明します。
開発からアプリ公開までの流れ
- プロジェクトの作成:アプリの設計や計画
- コーディング:コードを記述してアプリを作成
- テスト:実際のiPhoneにアプリを入れる
- デバック:テストで発見されたミスなどの修正
- アプリの公開:Apple Storeでアプリをリリース
実際にアプリを公開するには、Apple Store Connectへの登録やアプリの審査などがあります。
まとめ
アプリ開発は、アイデアを形にする素晴らしい方法です。Xcodeを使って開発し、Apple Developer Programに登録してApp Storeで公開することで、世界中のユーザーに自分のアプリを届けることができます。開発には時間と労力が必要ですが、その過程で得られる経験や達成感は非常に価値のあるものです。
参考文献
Apple公式サイト: https://developer.apple.com/swift/
アプリ開発はどのようにするのか!
Swiftとは?プログラミングとは?